カム機構とは、往復運動や回転運動を入力し、希望の出力運動を得るための機構です。
カム機構は、非線形の変換機構であり、高速かつ安定した性能を発揮できます。
再現精度が高いため、同一動作を高速で繰り返す省力化機械は、その大半がカム機構によるものとなっております。
【カム機構で省力化機械を製作する際の流れ】
■カムの種類決定
カム機構には、多くの種類がございます。
そのため、出力運動の速度・コストなどに応じて適切な入力方法を決める必要がございます。
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■出力を計算して運動の詳細を決定
カム線図を作成し、カムの移動量や回転角などを決めて出力運動が表されたカム曲線を選び、入力に必要な力を計算します。
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■従動節を決定する
剛性や寿命を考慮し、最適な配置や形状を決定します。
また、出力運動の計算は複雑なため、一般的にはソフトを使用いたします。
当社フェックでは、1970年の創業以来、大規模な省力化機械の設計~製作~据え付けから、小さな機械の改造工事まで豊富な実績がございます。
工場の生産ラインを立ち上げる際に、省力化が初めてであれば、不安があると思いますが、当社では豊富な経験と実績で、ご予算に合わせた最適な省力化を提案ができます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。