キヤノンが国内カメラ生産を完全自動化

キヤノンが国内カメラの生産を完全自動化するというニュースが流れました。
省力化関連のニュースが珍しいので情報をまとめてみました。

省力化の目的

大分にあるキヤノンの工場のお話の様で、大分キヤノンには3200人の従業員がいらっしゃるのですが、約半数が生産に従事しており、高齢化による人手不足の問題を解決することを目的とした自動化という事でした。

自動化してどのぐらいの経費削減になるのか?

生産コストは最大で2割程度抑えられるということです。
生産コストの2割の削減は非常に影響力が大きい数字ですので経費削減の面からも十分に意味のある省力化だと思います。

従業員のこれから

生産を完全自動化するとこれまで働いていた約1600人の雇用の問題が浮上するのですが、省力化で組み立て業務を外れる人材は装置の開発や保守などに振り向けられ、大分キヤノンの従業員3200人の雇用は維持するということです。
装置の開発に人材を振り分けられるようになるので、新商品の開発力がアップするということになります。

まとめ

工場の省力化には様々な目的がありますが、今回のキヤノンの省力化は人手不足の解消と経費削減、さらには新商品の開発力アップという成果が見込まれています。新しい商品の開発に人材を増やせるのは、将来的な投資という面で、会社の存続に大きな影響を及ぼします。今回のニュースは一般的に知られている省力化=人件費削減ではなく、省力化=将来への投資という見方で省力化を検討するよい機会かもしれません。省力化をご検討の場合は大阪のフェックにご相談ください。